衛星放送協会

衛星放送協会は、協会会員社が提供する
有料・多チャンネル放送の啓蒙、普及発展を推進する団体です。

衛星放送協会オリジナル番組アワード

番組部門 ドラマ 最優秀賞

東京貧困女子。
-貧困なんて他人事だと思ってた-

WOWOWプライム
(株式会社WOWOW)
本作は2019年のベストセラー。その後コロナ禍に突入した中、原作の中村淳彦氏の取材や、ドラマの監修にご参加頂いた貧困支援団体の活動に、プロデューサーや脚本家もボランティアとして参加し、貧困の最新事情を加味する取材やリサーチを重ね、丁寧な本づくりと制作を心掛けた。主演に趣里さん、共演に三浦貴大さんを迎え、実力派2人の繊細で緻密なお芝居と、貧困女性を演じられた俳優陣の熱演も加わり、リアリティある、登場人物の深みを感じることのできる作品になった。報道の分野でもハードルが高いと言われる貧困問題に、ドラマというエンタメで少しでも触れていただく、そんな作品を目指した。

作品紹介

東洋経済オンラインで1億5000万PVを突破した連載が原作。経済誌の契約編集者・雁矢摩子(趣里)が、相棒の風俗ライター・﨑田裕二(三浦貴大)と貧困女性たちを取材し、自らの目線や体感を通し、社会の矛盾や貧困問題の巧妙な仕組みを浮き彫りにする社会派ドラマ。PVを稼ぐため女性の貧困がテーマの連載を命じられる、シングルマザーの契約編集者・摩子。相棒のライター・祐二と取材方針を巡って衝突するが…肉親の介護、親からの性的虐待、パワハラ・モラハラ被害、再雇用の実情、戸籍と就学の問題。様々な女性を取材する中で、自身の浅はかさと偏見を痛感し、やがて摩子自身も貧困が他人事でないと気づく、現代の日本を凝縮した物語。
 
作品動画

【審査員講評】 
毎日新聞社 学芸部 記者  丸山 進

死にたい、ではなくて「消えたい」。「差別される側なんて気付きたくなかったなぁ」。生々しい言葉の数々が心に刺さる。取材で聞いた話が、取材する側にも跳ね返ってくる重層的な作りに人ごとではない問題という工夫が感じられる。地上波なら取材側が男女だと恋愛要素を盛り込みがちだが、そこには見向きもせず、風俗の生々しい話を盛り込みつつ真面目にとことん貧困を掘り下げた。有料放送だからこその作品と言える。
グランプリ
グランプリは 7月12日(金)
授賞式にて発表いたします!
番組部門 最優秀賞

ドラマ

ドキュメンタリー

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バラエティ

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審査員奨励賞
ドキュメンタリー

コンテンツ展開部門 最優秀賞
コンテンツ展開部門 審査員奨励賞
番宣部門 最優秀賞
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