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番組部門 ドキュメンタリー 最優秀賞

BS1スペシャル
「わが娘を手放した日~中国“一人っ子政策”のその後」

NHK BS1
(日本放送協会)
中国政府は今年5月、夫婦一組で子供3人まで産むことを認めたが、36年間も続いた「一人っ子政策」がもたらした傷跡は消えていない。罰金や罰則に耐え切れず、わが子を手放さざるを得なかった親と、国際養子縁組に出され、アメリカなどで暮らしながら生みの親に会いたいと願う子ども。その数およそ15万人。番組では、21年ぶりに再会した親子に密着。時代に翻弄されながらも、21年の空白を乗り越え歩み寄ろうとする親子の物語。

作品紹介

中国の庶民の生活のありようが、我が国に伝わりにくくなって久しい。今回「一人っ子政策」という、かつての中国政府の政策がもたらした悲劇をつぶさに追うことで、血のつながった親と子の情愛など、どこの国でも同じように起きうる庶民の姿を現場から見てみたいと考えた。それがかの国への新たな理解につながると信じているからである。
©NHK/テムジン
作品動画

【審査員講評】 
上智大学 文学部 新聞学科 教授  音 好宏

1979年から35年間に渡って中国政府が行った「一人っ子政策」は、多くの悲劇を生んだ。特に農村部では、男子を求めるあまり、先に生まれた女子の存在を闇に葬るケースが横行。この厳しい産児制限政策は、今日に続く深い傷を中国社会に残したが、本作品はこの問題に真正面から取り組んだ秀作である。我が子を放棄せざるを得なかった親と、国際養子縁組みにより米国で人種的偏見に晒されながら育った娘との21年ぶりの再会を通して、強権政治のうねりに翻弄される庶民の姿を丁寧に描いている。その取材力、構成力が光る。
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