オリジナル番組賞 バラエティ番組部門
ザ・カセットテープ・ミュージック
「A 面に入れたいサザンの名曲」
BS12 トゥエルビ (ワールド・ハイビジョン・チャンネル株式会社)
カセットテープで聴いた80年代の名曲をマキタスポーツと音楽評論家スージー鈴木が、夜な夜な熱く語る番組です。
二人の濃厚な音楽愛の中にある、コードなどの音楽理論に踏み込んだ鋭い洞察には、音楽の新たな楽しみ方が詰まっています。
カセット世代も若い世代も、楽しめる内容です。
作品紹介
マキタスポーツと音楽評論家・スージー鈴木が、「80年代歌謡曲」の魅力を濃厚に語り尽くす。
別名、「音楽好きおじさんの解放区番組」。
毎回テーマに沿い、「ベスト・カセットテープに入れたい曲」を二人が選曲。
A面には、誰もが聴いたあの曲を。
B面には、こっそり教えたいウラ名曲を。
今回は、カセットA 面に入れたい初期サザンのド定番曲をセレクト。
「勝手にシンドバッド」が日本ロック史にもたらした革命とは?
20代の桑田佳祐が作り出した、大衆性と実験性に満ちたメロディー。
「C 調言葉に御用心」「海」はなぜ名曲となった?
その秘密をコードからも分析。
初期サザンの名曲を、改めて語ります!
©BS12 トゥエルビ
【審査委員講評】 音 好宏(上智大学 文学部新聞学科教授)
「ザ・カセットテープ・ミュージック」というベタなタイトルが凄い。若いころに、カセットテープで音楽を楽しんでいたオジさん、オバさん世代には、グッとくるアーティストの楽曲を、時代状況も交えて論評するには、独断と偏見で突き進むしかない。その点、音楽評論家・スージー鈴木は、適任だ。マキタスポーツもいい味を出している。ターゲットをコアな視聴者に絞ってしまう作り手の勇気にも敬服する。初期のサザン・ミュージック評論で高い評価を得てきたスージー鈴木がレギュラー解説者だとすれば、その記念すべき初回で取り上げるアーティストが、サザンオールスターズというのも頷ける。衛星多チャンネル放送らしいターゲット明示型の尖った音楽番組作りへの挑戦を、高く評価したい。
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