オリジナル番組賞 ミニ番組部門
映画の遺伝子「ヘイル、シーザー!」編
スターチャンネル1 (株式会社スター・チャンネル)
「映画はすべて繋がっているー。」をテーマに、映画の中にある“歴史”“つながり”を紐解く。新作映画の中にある旧作のオマージュや、映画同士の意外なつながりなど、映画を愛する視聴者に、知っておくとより楽しいこだわりの映画のミニネタを「映画の遺伝子」と題し、放送作品を絡めて制作した。
作品紹介
映画の遺伝子:ヘイル、シーザー!編
2016年公開「ヘイル、シーザー!」は、コーエン兄弟が、ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタムら豪華スターを迎えて描く50年代のハリウッド界を描いた映画愛溢れるコメディ映画。
本作の中に登場する「ハリウッド・テン」の面々や映画に出てくる数々のオマージュやモデルたち、そしてコーエン兄弟が描く「映画愛」を独自に紐解いた。スターチャンネルの関連放送作品と一緒に視聴意欲を掻き立てられるよう、プロモーションミニ番組として制作した。
【審査委員講評】 審査委員長 吉岡 忍(ノンフィクション作家、日本ペンクラブ会長)
気の置けない友だち同士、酒場で杯を傾けながら、「あの映画のシーンだけどね、あれ、あっちの映画から引っぱってきたんじゃない?」「あ、そっかー。そういや、並びがいっしょだな」「ずっと気になっていたんだよ」なんて話がはずむことがある。監督や脚本家、俳優同士の敬意のあらわれだったり、やっかみやさや当てだったりするのだが、こうした蘊蓄は酒をおいしくする。本作はそんな映画好きをくすぐる小品である。50年代アメリカ映画といえば、赤狩り、ハリウッド・テンが映画史に残る汚点だが、近作「ヘイル・シーザー!」を手がかりに当時をふり返りっていく。「じゃあ、このごろの♯MeToo運動も映画になるかも」「そうだね。でさ、トランプのアメリカはどうなのよ」と、とめどもなく酒場の話題が長引きそうで、飲み過ぎに要注意。
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