オリジナル番組賞 編成企画部門
日本映画専門チャンネル × 岩井俊二映画祭
映画は世界に警鐘を鳴らし続ける
日本映画専門チャンネル (日本映画衛星放送株式会社)
9/16(月)27:30より映画「日本沈没」、
番組「特別対談 鈴木敏夫×岩井俊二」「特別対談 坂本龍一×岩井俊二」を一挙に放送。
人類がかつて経験し、これからも直面するであろう「災い」を、映画はこれまでどのように描き伝えてきたのか。仙台で生まれ育ち3.11以降、原発問題に積極的に向き合う岩井俊二監督と選定した映画8作品を、プロデューサー・鈴木敏夫氏、音楽家・坂本龍一氏と岩井監督との対談番組と合わせて放送。
3.11を経た今、改めてこれらの映画作品を見直すと、今までは気が付かなかった、映画作家たちが作品に込めた真意を読み解く事が出来る。
作品紹介
岩井監督と選定した「世界に警鐘を鳴らしている」映画8作品と、これまで「人間と自然の共存の物語」を数多く手掛けてきたスタジオジブリの鈴木敏夫氏、自然保護活動等、社会へ様々なメッセージを送り続けている坂本龍一氏と岩井監督との特別対談を放送。
【映画作品】
◆「生きものの記録」(1955) 監督:黒澤明
一般市民が原水爆の脅威から精神を病んでいく姿を描く。病んでいるのは人間か、それとも水爆をもつ現代社会か…
黒澤明の痛烈な反戦メッセージを感じる。
◆「空飛ぶゆうれい船」(1969) 監督:池田宏
児童向け映画の短編アニメながら、巨大コンツェルンの陰謀やテレビの情報操作など、全編に様々な社会問題への風刺が散りばめられ、現代の日本社会を予見している。
◆「日本沈没」(1973) 監督:森谷司郎
小松左京原作の特撮大作として知られる本作だが、東京大地震、列島沈没などの危機的状況時における人々の混迷、政府の対応の描き方は3.11以降の日本の状況と重なって見える。
上記の他、「夢」(1990) 「ヒバクシャ 世界の終わりに」(2004) 「原子力戦争 Lost Love」(1978)「六ヶ所村ラプソディー」(2006) 「風が吹くとき」(1987)を放送。
【オリジナル番組】
◆〈特別番組〉「 岩井俊二×鈴木敏夫」特別対談 ・「 岩井俊二×坂本龍一」特別対談
チャンネルで放送する映画作品から、各映画が描く「世界への警鐘」を読み解くほか、3.11以前、以降の日本の現状について語り合う対談番組。
【講評】:吉岡 忍 審査委員長
衛星放送は各局のステーション・アイデンティティーに応じて、専門性や嗜好性の強いプログラムを組めるところに特色がある。
だが、ここで難しいことが2つある。1つは、視点の独自性をどう示すかである。たくさんの映像を送出するだけでは、垂れ流しと受け取られかねないし、今後放送予定の作品を紹介するだけでは、たんなる宣伝になってしまう。
もう1つは、専門性を高めれば高めるほど、現実から切れていくという問題である。昨年の3.11大震災は私たちの暮らしや感受性を揺るがす出来事だったが、この現実に衛星放送はどう立ち向かえるのか。
本年度の受賞編成企画は、核と原発の問題を描いた日本映画作品を選び出し、これに2作のオリジナル対談番組を加えるなどして、この2つの難題をあざやかに突破した。担当者の意欲と鋭い問題意識を感じさせるシリーズだった。
エントリー作品一覧
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