オリジナル番組アワード 大賞
【バラエティ番組部門】
KNOCK OUT(ノックアウト)
~競技クイズ日本一決定戦~
ファミリー劇場( 株式会社ファミリー劇場)
作品紹介
視聴者参加型クイズ番組が地上波から激減した現在、一般クイズプレイヤー達は自らクイズ大会を開き、その中でクイズのレベルを上げ続けた。常人が理解できない問題を、理解できない速度で押す、それを「競技クイズ」と呼ぶ。競技クイズプレイヤーの中で現在最強は誰なのか?それを決める大会である。
【審査員講評】 ノンフィクション作家 吉岡 忍
テレビは、視聴者とのあいだに共感や対話の空間をつくっていくことで成り立つメディアである。視聴者参加の番組は、その空間の広がりを示すものだった。ところが、地上波テレビからはそうした番組が消えている。芸人でもタレントでもない、普通の市民が難問に次々答えていく視聴者参加型のクイズ番組の消滅は、痩せ細っていく地上波テレビの象徴でもあった。
ところが、テレビのそのエネルギーは衛星放送のなかに引き継がれていた。しぶとく、しかも、いかにも衛星放送らしく、奇形ともいえる超難問のクイズ番組として。これでは一般視聴者は答えられない、と言ってはいけない。いまや普通の市民がそれぞれに限られた分野とはいえ、専門知識を駆使して仕事をし、暮らしている。本作は、視聴者像の多様化、多極化に対応する衛星放送の可能性を、楽しく示している。
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