衛星放送協会

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オリジナル番組アワード

オリジナル番組賞 アニメ番組部門

最優秀賞

赤の肖像 ~シャア、そしてフロンタルへ~特別版

アニマックス(株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパン)

アニメ作品の金字塔「機動戦士ガンダム」。1979年に制作されたこの作品は続編に続編を重ね、今も尚幅広い年代で愛されている作品。今回の企画は、単なる既存アニメシリーズ作品のダイジェスト映像にとどまらず、登場人物の目線で作品を振り返る朗読ショーと、新たなダイアログを付けたアニメーションとの組み合わせで、新感覚のアニメーション番組となっている。また、この番組は単なるライブラリー作品を振り返る解説番組ではなく、現在制作されている最新作への橋渡しの役目も担った番組でもある。この作品のために、書き起こされたオリジナル脚本は登場人物(シャア・アズナブル)の心の変遷と、その奥底に潜んでいた想いを描き出しており、それを主演・池田秀一(シャア・アズナブル役声優)が演じている。一つのアニメシリーズ作品を「深堀」し、まったく新しい作品の形で視聴者に見てもらいたいという想いが番組に込められている。

作品紹介

長きに渡り、様々な姿で「機動戦士ガンダム」シリーズに登場してきたシャア・アズナブル。「赤の肖像~シャア、そしてフロンタルへ~」は、1979年制作の機動戦士ガンダムから機動戦士Zガンダム(1985年)、機動戦士ガンダムZZ(1986年)、機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年)、機動戦士ガンダムUC(2010年)という大きな流れを映像で紹介しつつ、シャアの目線から作品の時系列であるキーワード「宇宙世紀」を総括する、宇宙世紀サーガに新たな視点を提供する内容となっている。

【講評】:音 好宏 審査員
日本のアニメ史に残る名作「機動戦士ガンダム」に始まるガンダムシリーズの登場人物のなかで、主役ではないものの、ガンダム・ファンから絶大なる支持を持つのがシャア・アズナブルであるが、そのシャアにフォーカスをして、オリジナル作品を再構成するとともに、アフレコの舞台裏なども盛り込んだスピン・オフ作品。ガンダム・マニアを射程に入れつつも、オリジナル・ストーリーの完成度の高さも手伝って、ガンダム・ファンならずとも十分に見応えのある独立した作品として評価できる。日本のアニメ文化の奥深さを感じさせる作品。

エントリー作品一覧

はノミネート作品です

赤の肖像~シャア、そしてフロンタルへ~特別編
株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパン

マーベルアニメ「アイアンマン」
株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパン

ドラゴンクライシス!
株式会社キッズステーション

心霊探偵八雲
日本放送協会

受賞作品

【オリジナル番組賞】
  • ドラマ番組部門
  • ドキュメンタリー番組部門
  • 中継番組部門
  • バラエティー番組部門
  • アニメ番組部門
  • ミニ番組部門
【オリジナル編成企画賞】
  • 編成企画部門

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