羽生結弦選手のプロ転向後、初のアイスショーとなった「プロローグ in HACHINOHE」。羽生選手が自身の競技人生を振り返り、次のステージに向かうための「序章」をテーマとし自分自身の好きなジャンルや表現を盛り込んだ演出内容となった。「これから、いろいろな物語が紡がれていくといいな」、「このアイスショーが、その物語の“プロローグ”となるように」という思いとともに、「全力でむかっていきます」と語った羽生選手。新しい表現のフィギュアスケートを目指して、飽くなき挑戦が続く。
テレビ朝日では、GPファイナルを始め、羽生選手が出場した世界大会の中継実績を生かし、挑戦し続ける姿を独占生中継で伝えた。
作品紹介
フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌と五輪連覇を達成した羽生結弦選手。昨年7月にプロ転向し、あらためて次のステージに向かうための「序章」をテーマとした単独アイスショー「プロローグ in HACHINOHE」公演を開催した。タイトルや演技構成も自ら考案し新しい表現のフィギュアスケートを目指して、飽くなき挑戦を続ける羽生選手の単独アイスショーをCSテレ朝チャンネル1で独占生中継した。
©N.Tanaka/Shutterz
作品動画
【審査員講評】
朝日新聞東京本社 編集局 編集委員 後藤 洋平
プロ転向後の羽生さんの衰えぬ演技力はもちろん、息づかいや考えていることを生々しく伝えた素晴らしいライブ中継だった。選手だったころは氷上での演技と、その後の短時間のインタビューなどは映像で何度も目にする機会があったが、これだけ長時間にわたる複数の演目や、本音で語る羽生さんの姿を、切り取ることなく生で伝えた意義は非常に大きかったと思う。フィギュアスケートファンならずとも羽生さんの「現在の姿」を求めている人は潜在的に多いのではないだろうか。プロになっても衰えない精神と競技力、ファンを大切にする姿を、多くの人々が楽しんだ中継だった。