Creators’ Grand Prix 2026
耳のきこえない両親のもとに、"きこえる娘"が生まれた。デフリンピック陸上・短距離2冠の金メダリスト・山田真樹と、妻・鮎美の会話はすべて手話。家の中はとても静かだ。日本人でありながら、娘に日本語の発音を教えられるのかと、二人は不安を抱える。そこに、イギリス人である英語話者の真樹の母も加わり、複数の言語が交差する家族の中で、娘・まゆはやがて「通訳」になるのか、それとも「ただの子ども」でいられるのか。彼女はヤングケアラーなのか。何者なのか。1歳になったばかりの、まだ言葉を持たない彼女に、答えは出せない。これは、言葉が生まれる瞬間に立ち会う家族と、その家族の言語の関係を見つめるドキュメンタリー。
株式会社CS日本
和田 弘江(株式会社日テレ アックスオン)
日本テレビの報道局で、ディレクターとして「news every.」などの番組を担当。社会部の記者としても、厚生労働省・宮内庁を取材。「社会を少し優しくしたくて、カメラを回す」を制作の軸に、障害者福祉や社会的マイノリティの取材を重ねてきた。高校時代のオーストラリア留学中、自身が「deaf」とからかわれた経験が、聴覚障害者の世界への当事者意識の原点にある。デフリンピックの取材をきっかけに山田家と出会い、本企画を立ち上げた。